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フィレンツェdiary 2

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2026年 03月 18日

ヴァザーリの回廊

ヴァザーリの回廊_c0199666_23182870.jpg
「一度、観ておいた方が良いわよ。」
と先輩に教えて頂いてから、ずっと行きたいと
思っていたヴァザーリの回廊へとうとう行く
ことができました。

予約法から入場口まで、いろいろと変更事項
がありましたが、やはりスペシャルな回廊
へ行けると思うと数日前からウキウキ。

当日は10名程の方々と回廊散歩をご一緒しました。
ご存じの通り、元々この回廊には芸術家の自画像
コレクションが展示されていましたが、今は
そのコレクションはウフィツィ美術館二階へと
移され、回廊は古代ローマ彫刻の胸像が整然と
並ぶ空間になっていました。

この新しい回廊空間について賛否がありますが、
私個人の感想としては、絵画鑑賞はじっくり
好きなだけ時間をかけたいので、自画像が
ウフィツィ美術館内に移動したのは正解。
そして回廊は、スッキリとした空間で気持ちが良く、
メディチ家君主が歩いた廊下を歩き、外の風景を
楽しむことに集中できるため、現在の回廊の
方がより良いと思います。


# by firenzediary2 | 2026-03-18 23:29 | 美術館のこと | Comments(0)
2026年 03月 15日

観劇前のレストランは…

観劇前のレストランは…_c0199666_19563187.jpg
飲食業界の栄枯盛衰は激しいので、レストランの記事を
積極的に書きたいとは思わないのですが、
観劇の前に訪れた新しいレストランの
雰囲気と料理が良かったので、
これからフィレンツェへいらっしゃる方
の役に立つかもしれない、と考え直しました。

数年前までFish&Labと言う名の、
カジュアルな魚専門レストランがあり、
中世のフレスコ画を観ながらお食事
が出来るとあり、愛用していましたが、
ある日、パタッとお店が閉まってしまいました。
その後、同じ場所にオープンしたレストラン・
エノテカが、Innocenti Wines。
その名の通り、ワインが壁いっぱいに
並ぶエノテカでもあります。
しかも六時台からオープンしていたので、
19時過ぎに劇場へ向かわなくては
ならない我々にとっては、
大変ありがたい場所でした。

ウェルカムドリンクでフランチャコルタ
をいただき、お食事に合わせて、
ソムリエがグラスワインを提案
してくださるスタイル。
私はワインの専門家がいらっしゃる際には、
素直に話を聞くタイプなので、
蘊蓄と共にマリアージュして
もらえるグラスワインを楽しみました。
室内も、ちょっと落ち着いた
雰囲気になっていましたし、
食事の方も、お魚・お肉双方共
美味しくいただきました。
フィレンツェでお洒落で美味しい
食事を、とお考えの方にはピッタリ
の場所でしたよ。(おすすめ!)

ところで、未だ、講座のタイトルが
決まらない事を理由にして、
やっぱり読み始めてしまった大江健三郎。

予想通り、止められなくなって、
台所・寝室・バスの中で読み進め、
ようやく三日後の今朝、終わりました。
さぁ、次は何を読もうかな。
(否、そろそろ講座準備に取りかかります…。)


# by firenzediary2 | 2026-03-15 20:16 | イタリア生活 | Comments(0)
2026年 03月 15日

街のど真ん中に登場、Nazionale劇場

街のど真ん中に登場、Nazionale劇場_c0199666_23433937.jpg
フィレンツェには、いつも本当に驚かされます。
何十年も放って置かれた、外観は廃墟然とした
建物の中に、これほど立派な劇場が隠されていた
とは、誰が予想できたでしょうか。

先日、我が家の高校生が参加するオーケストラと、
エラスムスという交換教育制度?!で留学している
ヨーロッパ各地の青年達の舞台を観に行く機会が
ありました。
その会場となったのが、ダンテの家から歩いて
1分の街のど真ん中にある、Nazionale劇場。
修復が終わったばかりの劇場は、
全てが新しくて気持ちが良く、
三階建てのベランダ席もとても居心地が良くて、
音楽の夕べを心から楽しむことが出来ました。

観劇前のアペリティフにと、我が家の
イタリア人が予約してくれたエノテカも、
至れり尽くせりの素敵なサービスで、
食に、音楽に、魅了された一夜となりました。


# by firenzediary2 | 2026-03-15 00:15 | イタリア生活 | Comments(0)
2026年 03月 13日

大収穫の朝

大収穫の朝_c0199666_23350941.jpg
フィレンツェでは、いろいろな広場で様々な市
(メルカート)が開催されます。
そこには必ず、古本を並べる屋台があるのですが、
開催者は時々により異なります。

サント・スピリト教会前の広場でも毎月曜日
の午前中に市が開かれ、八百屋、花屋、金物屋、
洋服・靴・下着をうる屋台がそれぞれの場所に
店を広げ、花屋の横にはワゴン車で品物を運び
込んだ古本屋がいます。
私の古本屋での滞在時間は、平均5分。
目ぼしい本がなければ、長い時間を使って
吟味しても意味がないと思っています。

先週の月曜日。
お茶の稽古時間にいつもより10分早く着いて
しまったため、時間をつぶす目的で近づいた
古本の山で、キラリと光る本を見つけました。
それはトスカーナの銀行が資金を提供し、
名だたる教授群が論文を寄せている非売品。
図書館で舐める様に読み込んだ、フィレンツェ
の全《最後の晩餐》作品についての研究書です。
今は見る事が叶わないフレスコ画の画像も
多数入っている大型版の本。

まず手に取り、本の状態を確かめ(良好!)、
半分関心がない風を装って店主に値段を
尋ねてみました。
すると彼は本を手に取り、ちょっと考えて
「15!」と答えました。
私は、「ええ!(高い!)」と驚いた演技を
少しして、しぶしぶの体を装ってお財布を開け、
言い値をお支払いし、スキップしそうになる
心と両足をなだめながら、店主にご挨拶をして
その場を離れました。

ああ!その日、一日幸せだったこと!
朝一番で、大収穫があったのですから、
満面の笑顔で過ごせた月曜日でした。


# by firenzediary2 | 2026-03-13 20:09 | 本のこと | Comments(2)
2026年 03月 12日

深いご縁を感じるフランチェスコと庭園プラトリーノ

深いご縁を感じるフランチェスコと庭園プラトリーノ_c0199666_03183977.jpg
スコールのような大雨が降ったフィレンツェの午後。
我が家の高校生は、コンサート・リハのため、
16世紀最大且つ最高の庭園プラトリーノを訪れ
ています。
(きっと運動靴は泥だらけでしょう…。)

フランチェスコ・デ・メディチが造成させた
庭園プラトリーノは、私の論文主題で、
建築学部の恩師ザンゲリ先生とのご縁を
繋げてくれた大切なテーマでした。
現在でも、驚嘆すべき庭園意匠が組み込まれた
当時イタリア最大のその庭園の細部まで、
空で語ることが出来るのは、その頃の記憶が
深く刻まれているからなのだろうと思います。

その後、イタリア語で論文を出す前に先生
の研究室を訪れた時、一緒に連れて行った
我が家の高校生は、未だ1歳でした…。
先生のPCをいじり、触りまくっていた
我が子に恐縮し、冷や汗を掻きながら、
論文の相談をしたことを、昨日の出来事
の様に思い出します。

そんな赤ちゃんが今、高校生となり、
我がプラトリーノに集まったオーケストラ
の団員として、演奏をしているとは!
フランチェスコ・デ・メディチとの、
深~い縁をひしひしと感じます。


# by firenzediary2 | 2026-03-12 03:44 | イタリア生活 | Comments(0)