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フィレンツェdiary 2

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2024年 03月 17日

地震がない国

地震がない国_c0199666_04204013.jpg
私は日本人なので、高い棚の上に
ズラリと並ぶワイングラスを
見るとぎょっとしてしまいます。
「これは、震度一でもダメなやつ。」
と考えてしまって、ずっと気になる。

でも楽しそうに昼食をとっている
イタリア人達は見向きもしない。
「そうか、地震がない国だから
オッケーなのか。そう言えば、手すり
も何もない四階の窓に、普通に植木鉢
が置かれているのも見たことあるなあ」
と思い出しました。


# by firenzediary2 | 2024-03-17 05:03 | イタリア生活 | Comments(0)
2024年 03月 15日

たまには料理について書く?

たまには料理について書く?_c0199666_21265398.jpg
あまり料理については記事にしないのですが、
昨日も大好評だったので我が家のイカ墨パスタ
について。(写真は友人にレシピを教えるため
にたまたま撮っていました!)

私には買い物先のお店の人や一緒に並んで
いるプロ主婦の方に、レシピを尋ねる癖が
ありますが、こちらは魚屋さんに教わった一皿。
それまで、イカ墨を使った料理はレストランで
しか食べた事がありませんでした。
でもレシピを聞けば、完成品の黒色はインパク
トがあるものの、実はイタリアンの王道である
トマトソースがベースになってるとの事。

作り方だって、普通のトマト味海鮮パスタの
ソースを作った後、最後に墨を投入するだけ。
簡単なのに、何だか玄人風の見栄えになるため、
時々メニューに入る一品です。


# by firenzediary2 | 2024-03-15 21:42 | すきなもの | Comments(0)
2024年 03月 15日

オンニサンティ教会修道院の食堂

オンニサンティ教会修道院の食堂_c0199666_00461979.jpg
「ここで何人位の修道士さんがご飯を食べて
いたのだろう…。」
とホグワーツ城の食堂に似た当時の様子を
想像しながら、大きな食堂を眺めていたら、
その心を読んだかの様に、ボランティアを
されている紳士が近寄って来て、
「何百人もの修道士がここでは生活して
いたのだよ。」と教えてくれました。
「あの頃は、横にも後ろにも修道院があってね、
それはそれは活気のある場所だったんだ。
こことあそこで修道士が手を洗ってね…。」
と、まるで覗いてきたかの様に話してくれ、
「本当にそうだったんだろうな。」
と思えてきます。

もう今は、活気があった頃の様子とは
大分様変わりをしてしまって、現在警察署
として利用されている元修道院は、栄光ある
時代の面影を訪ねて行く事さえ、許されて
いません。(旧市街でスリ被害などにあっ
てしまった場合、書類を作成してもらう
所なので、用事があれば署内へ
入れますが、出来れば避けたい場所です。)


# by firenzediary2 | 2024-03-15 00:53 | 美術館のこと | Comments(0)
2024年 03月 13日

芸術都市フィレンツェが抱える問題について

芸術都市フィレンツェが抱える問題について_c0199666_23405925.jpg
アルノ川の近くにある教会で、今まで
一度も扉が開いたところを見た事が
なかった場所を今日、幸運にも見る機会
に恵まれました。

でもご覧の通り、天井が今にも落ちそうな
崩れ具合。勿論、危険ですから教会内へは
入れません。
その隣にある14世紀に創設された元病院も
訪れたのですが、天井には落石防止ネット
が張られ、飾られた彫刻や壁画も修復が必要
だな、と思われる保存状態でした。

その後、今日の目的であった、オンニサン
ティ教会付属修道院の食堂へ行きました。
ここは今、月に二回、午前中のみ鑑賞可能。
ボランティアさんが一人だけで、毎月
日時を決めて開けてくださっています。

フィレンツェには沢山の美術作品があり、
素晴らしいのですが、それらの美しさを保持し、
公に開放するためには、有料にする場合であっ
ても、資本投資が必要です。
様々な場所で、それが滞っているな、
もったいないな、と感じた一日でした。



# by firenzediary2 | 2024-03-13 23:52 | 考えたこと | Comments(0)
2024年 03月 12日

綺麗な色の《最後の晩餐》@サント・スピリト教会

綺麗な色の《最後の晩餐》@サント・スピリト教会_c0199666_23240273.jpg
フィレンツェで16世紀後半に活躍した画家
ベルナルディーノ・ポッチェッティ。

この時代のフィレンツェ画家の作品は、色彩
が美しいです。元食堂に描かれたこの作品も
空間がフワッと明るくなるようなカラフルな
フレスコ画です。

十三人の大人が座るには、どう見ても狭い
空間で、押し合いながらベンチに腰掛け、
丸テーブルを囲むキリストと十二使徒達。
良く見ると、とても庶民的な顔で描かれた
使徒もいて、誰かの肖像画を描き込んだの
ではないかと思ってしまうほど。
テーブルの中央には、立派な仔羊の
グリルが大皿に!
復活祭を二週間後に控え、そろそろ行き
付けの肉屋さんでも仔羊が手に入る頃
かもしれないな、と思いながら鑑賞しました。

この絵は、サント・スピリト教会の回廊で
ご覧頂けます。※入場料2ユーロ。


サント・スピリト教会の二つの見どころを
ショーツにしてみました。宜しければどうぞ!





# by firenzediary2 | 2024-03-12 23:40 | 美術館のこと | Comments(0)