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2026年 05月 05日

随分遅れてしまったけれど…回答致します

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毎年日本で、講座を担当している「たびコト塾」では、
とことん深掘りしてよいと言われているため、
かなりマニアックな話をする事が多いのですが、
その後に質問して下さるお客様も、
負けず劣らず美術好きの方が多い様で、
浅学の私が答えられない質問もあります。
きちんとお答えが出来ない時には、
「回答が分かりましたら、ブログでお答えいたします。」
と申し上げ、お時間を頂くのですが、それにしても
今回はお答えが遅くなってしまい申し訳なかった…。
すみません…。

前回の講座では、システィーナ礼拝堂の旧約聖書主題
作品について掘り下げました。
そして、講座後、それらのフレスコ画の上に
描かれた歴代法王像についての質問を頂きました。

”壁龕内に収まる28人の法王は、どのように選抜された
のかということ。”

まず、ペルジーノやボッティチェリ、ギルランダイオが
描いた法王像は、キリスト教における初期の32名の
殉教法王が主題に選ばれています。
しかし、後年、ミケランジェロが主祭壇画《最後の審判》
を描くために、4人の法王像が消されてしまいました。
そのため現存するフレスコ画は28名です。

ルネサンス期、聖ペテロから始まる初期の歴代法王は、
全員殉教したと考えられていましたが、最近の研究では
そうではないことが明らかになっています。

そして、旧約聖書・新約聖書主題のフレスコ画の上に
描かれた、これらの教皇像は、連綿と続くキリスト教
の歴史を表し、教会の代表者である法王こそが、
モーセやキリストの子孫である事を示すために
選ばれた主題です。


by firenzediary2 | 2026-05-05 22:57 | 美術のお話 | Comments(0)


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