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2026年 04月 25日
![]() 総おさらいをしています。
百科事典を「あ」から読み直す ような地味な作業ですが、 自分が読み落としていたことを発見できるなど、 さまざまな利点があります。 博士論文執筆の頃から関心を持っている、 新大陸発見と現地人の西洋文化への対立・ 受容についても、芸術作品を通して考察 したいと思った時に、いつも気になる作品が、 十六世紀メキシコで制作されたという、司教冠。 十字架磔刑を中心とする、キリストの受難が 細密画のように刺繍されている作品です。 ベースは布ですが、上部の色付けには、 ハチドリの羽が用いられています。 (当時はより色鮮やかだったことでしょう。) 昨夜、我が家のイタリア人が「音楽が すばらしいから。」と、40年前の映画 《ミッション》を選び、一緒に鑑賞しました。 もちろん、モリコーネの音楽は秀逸でしたが、 それよりも新大陸にやってきたイエズス会宣教師 と共に神に祈り、賛美歌を歌う現地人、 アマゾンに住みながら西洋の楽器を作る インディアン達の姿を映画の中で見ながら メディチ家のコレクションを考えると、 胸が熱くなる想いでした。 また、エスコリアルにも同作品が収め られているという司教冠を、 メディチ家君主はいかに受容したのか、 についても考えると興味深いです。
by firenzediary2
| 2026-04-25 01:11
| 美術のお話
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アバウト
![]() 日本、フィレンツェ大学で美術史を専攻し博士号取得。現在はフィレンツェに在住。フィレンツェ県公認ガイド資格取得し子育てしながら活動中。イタリア(フィレンツェ中心)の旬なアート情報をお届けします。 by firenzediary2 カレンダー
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