人気ブログランキング | 話題のタグを見る

フィレンツェdiary 2

firenzeart.exblog.jp
ブログトップ
2026年 02月 07日

狭いが深いフィレンツェの美術

狭いが深いフィレンツェの美術_c0199666_02021618.jpg
公になって間もない(一年足らず、と係の方は言っ
ていた)の元修道院を訪れました。
16世紀フィレンツェ美術を専門的に調査する中で、
存在と画像を通してみる作品は知っていても、
私有地やプライベートな所蔵品だったり、
反対に管理人がいないために、
観る事が不可能な作品がフィレンツェには
今も山程あることは知っています。

それらが時折、特別な機会に御開帳(!)されたり、
管轄が変わって公に鑑賞できるようになる事
があるため、そんな貴重な機会を逃さない様に、
常に情報収集をする必要があります。

今回は半分仕事で訪れましたが、ポッチェッティ
のフレスコの美しさに魅了されました。
ザ・マニエリスムの人体表現の他に、父なる神が
創造された様々な動物をよく見ると、ライオンや
象、ラクダやオオヤマネコなど、異なる大陸から
ヨーロッパへ運ばれてきた珍しい動物が数多く
描き込まれていて、大変興味深い。

実は、この新しく開かれた修道院は、
三度目の正直で入れました。
電話をかけても誰も応答せず、ホームページに
掲載されている時間に足を運び、二度も空振り。

いつもなら、こんな事はイタリアのデフォルト
だと流せていたと思うのですが、全ての事が
書いてある通りに機能する日本から帰ったばかり
の私は、日本的な思考回路だったのでしょう。
少々、喧嘩・戦闘モードで三度目訪れた際に
その理由を問いただす気満々だったのですが、
受付けの子がとても素直な若者だったので、
直ぐに矛を収めました。

鑑賞後、
「でも、開館時間をネットに載せている
のだから、ちゃんと開けなきゃダメなんだよ。
そう上司に言っておきなさいよ。」
とだけ、釘をさしました。
必要のない言い合いはしたくない、
と思っている今日この頃です。


by firenzediary2 | 2026-02-07 02:28 | 美術のお話 | Comments(0)


<< グラッフィーティと言う名のアート      シュガーの彫刻 >>