人気ブログランキング | 話題のタグを見る

フィレンツェdiary 2

firenzeart.exblog.jp
ブログトップ
2025年 10月 08日

小花とか草とか ~名画の細部について~

小花とか草とか ~名画の細部について~_c0199666_21493504.jpg
盛期ルネサンスになる前の時代、国際ゴシック様式と
呼ばれる大変エレガントな絵画が喜ばれた時代の作品
には、マニアを喜ばせる細密描写があちこちに隠され
ています。

ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノや、
ベノッツォ・ゴッツォリ、べアート・アンジェリコ
などは、この細密描写の名手。
私は、大きな祭壇画の隅っこに描かれる小花や
ジュエリー、草等のリアルな描写に、
目を輝かせてしまいます。

装飾的な意図を込めた写実描写なのですが、
きちんと実物を観察したであろう”リアルさ”
は本当に素晴らしいのです。

ミュージアムショップのグッズが充実している
展覧会は昨今の流行ですが、せっかくなので
何か良い物があれば手に入れたいと、いつも
入念にチェックをします。
今回のべアート・アンジェリコ展グッズでは
《最後の審判》から切り抜いた「地獄図」と
「天国図」のエコバックがありましたが、
買い物帰り、間違って「地獄絵」の方を
外側にしてしまったら、縁起が悪そう…。
もしも私がグッズ企画担当者だったら、
絶対に祭壇画細部の小花や草をメインに
置いたエコバックを作るのになあ、と
とても残念に思いました。


by firenzediary2 | 2025-10-08 23:38 | 美術のお話 | Comments(0)


<< ボッティチェリの《春》と木立朝鮮朝顔      べアート・アンジェリコ展 @ス... >>