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2024年 05月 23日
![]() サン・マルコ修道院が所蔵するアンジェリコの作品に、 新約聖書主題が描き込まれた、棚扉の装飾画があります。 細筆で描き込まれた美しい作品群の中で目を止めたのは 《最後の晩餐》のシーンでした。 他の同時代画家の作品と比べた特徴としては・・・。 聖ヨハネが、物凄い角度でうつ伏している事、 珍しく裏切者ユダにも光輪が付与されている事、 聖人の後ろの壁に貼られた花柄の布、 (ダ・ヴィンチの《最後の晩餐》の両壁にも 花柄が用いられていますが、関連はあるのかな。) などが挙げられます。 なかでも最も関心を持ったのは、画面左前に 描かれた給仕係が両手に持つ大皿です。 見るからにメインディッシュなのですが、 大皿には蓋がされています。 蓋をして料理を運ぶ姿は、今のイタリアでは ほとんど見かけません。一度だけ、ミシュランの 星付きレストランで体験したことがあるだけです。 イメージとしては、フランス料理の方が、蓋付き で運ばれて、皿が置かれてから「パカッ」と、 ウェイターが蓋を取り、というプレゼンは ある様な気がします。 でも、十五世紀にはどうだったのでしょうか。 お料理が冷めないために蓋つきだったのかも。 とにかく初めて見た描写でしたので、楽しく なってしまいました。 【お知らせ】です! 『フィレンツェ街歩き《最後の晩餐》を巡る』(2024年7月8日13時~) 今年も、たびコト塾(阪急交通社)にて講座を開催致します! 詳細・お申込みは以下のリンクをご覧下さい。 講義室(東京)とオンラインのハイブリット形式です。 皆様にお会い出来る機会を楽しみにしています。どうぞ宜しくお願い致します。
by firenzediary2
| 2024-05-23 22:35
| 美術のお話
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アバウト
![]() 日本、フィレンツェ大学で美術史を専攻し博士号取得。現在はフィレンツェに在住。フィレンツェ県公認ガイド資格取得し子育てしながら活動中。イタリア(フィレンツェ中心)の旬なアート情報をお届けします。 by firenzediary2 カレンダー
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