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2024年 05月 09日
![]() 私が思いつく中では、二つのフレスコ画作品に 十二使徒の名前が明記されています。 《最後の晩餐》の主題はご存知の通り、登場人物 が多く、キリストを入れて、十三人の成人男性 が一つの机を囲んで座っている構図です。 中世からルネサンス初期にかけてのそれは、 同じような背格好の十三人が着席しているだけ なのですが、ルネサンス盛期以降は、聖人一人 一人の個性に合わせ、バラエティ豊かな表情 や動作で描き分けられることが多いです。 とはいえ、髪の色や髭の長さ、洋服の色 や動作だけでは、正確な人物特定が難しい と考えたのでしょう。 そして、《最後の晩餐》がフレスコで描かれる のは決まって修道院。つまり鑑賞者は”字が読 める修道士(修道女)”であることがわかって いたため、聖人達の足元に一人ずつ名前が記載 されています。 ペルジーノは、既に半世紀前に同じく修道院内 に描かれたデル・カスターニョの《最後の晩餐》 にインスピレーションを受けて、聖人の名前を 刻んだのでしょうか。 または施主から、分かり易く名前を記載するよう 要望を受けたのでしょうか。 そんなことを考えながら、美しい聖人たちの 素足を鑑賞しました。 【お知らせ】です! 『フィレンツェ街歩き《最後の晩餐》を巡る』(2024年7月8日13時~) 今年も、たびコト塾(阪急交通社)にて講座を開催致します! 詳細・お申込みは以下のリンクをご覧下さい。 講義室(東京)とオンラインのハイブリット形式です。 皆様にお会い出来る機会を楽しみにしています。どうぞ宜しくお願い致します。
by firenzediary2
| 2024-05-09 21:03
| 美術のお話
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アバウト
![]() 日本、フィレンツェ大学で美術史を専攻し博士号取得。現在はフィレンツェに在住。フィレンツェ県公認ガイド資格取得し子育てしながら活動中。イタリア(フィレンツェ中心)の旬なアート情報をお届けします。 by firenzediary2 カレンダー
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