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フィレンツェdiary 2

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2024年 04月 11日

印象派を考える際に

印象派を考える際に_c0199666_20311547.jpg
最近、印象派について考えています。

少し前までは中世からルネサンスの絵、
しかも宗教画についてばかり考えていた
のですが、一息ついたので、次の課題に。
それにしても、19世紀の西洋絵画史の
動きは、本当にドラスティック。

それは作品を観るだけでもはっきり理解
出来ますが、評価基準から必要な技術まで、
これほどまでに変化が激しい時代は他に
あったのだろうか、と思います。
とはいえ、印象派の作品が十九世紀
フランス絵画史の全てではなく、並行して
伝統的な作品を作る芸術家への教育も
受け継がれていたのでしょう。

友人が通訳を務めている、ロシア人教員で
構成される美術アカデミーでは、近現代芸術
の傾向に背を向け、今の芸大や美大では重視
されない、それこそルネサンス期に良しと
されてきた芸術教育を、今も粛々と教え続け
ているらしい。
そんな話を「へぇ面白いなあ」と聞きながら、
それぞれ時代に、人気があったり派手な芸術
活動があると、そちらの方が目立つので、
思わず目を奪われてしまいがちですが、
実は世界は重層的で、光が当たったその一つ
だけ存在する訳ではないのだ、という事を
念頭に置きながら物事を考えないといけない
と思います。


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by firenzediary2 | 2024-04-11 20:48 | 考えたこと | Comments(0)


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