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2017年 10月 10日
![]() 間近で見る事が可能な、ポントルモの『十字架降下』。 通常は、サンタ・フェリチタ教会のカッポーニ家 礼拝堂にあります。 息絶えたキリストを担ぐ男の背中を見ると、 いつも思い出すのは大学の講義です。 カンジャンテ(玉虫色技法)の代表的な一例 として挙げられた、この背中。 鮮やかなピンクをしていて、その影は薄い水色。 衝撃的な美しさで、当時はスライドを用いた 美術史の講義でしたが、脳に焼き付いて しまった事を思い出します。 キリストを囲む聖人たちの衣装の色も、パステル調 の色彩で、華やかさを増長させます。 近代になって、この作品を”再発見”した研究者が、 「印象派の作品ではないか」と考えた事も、 十分に頷く事が出来ます。 勿論、今は美術館のライトの下で輝いていますが、 小さな窓があるのみのカッポーニ家の礼拝堂 に置かれている時でも、この明るい色調の作品は いつも光を浴びているかの様に、美しいのです。
by firenzediary2
| 2017-10-10 18:53
| 展覧会のことなど
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アバウト
![]() 日本、フィレンツェ大学で美術史を専攻し博士号取得。現在はフィレンツェに在住。フィレンツェ県公認ガイド資格取得し子育てしながら活動中。イタリア(フィレンツェ中心)の旬なアート情報をお届けします。 by firenzediary2 カレンダー
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