2017年 03月 22日
面したテラスに展示されているブロンズ像。 鶏だけではなく、クジャクや梟、七面鳥など 様々な動物が、ジャンボローニャによって 16世紀後期に制作されました。 これらの動物たちは、宗教主題や神話主題の 主人公たちの事物として脇に添えられるので はなく、動物が主役として作られ、展示される ために作られています。 当時貴重な素材であった、ブロンズや大理石の 動物意匠は、15世紀には見られませんでした。 アメリカ大陸が発見され、自然の驚異を目の当たり にし、ヨーロッパ人達が新しい事物への好奇心と 収集熱を高めた16世紀に誕生した動物意匠。 それらはリアリズムが駆使され、まるで、 今にも動き出そうな彫刻たちです。 かつての姿を元来の場所でご覧になりたい場合は、 ボボリ庭園、またはフィレンツェ郊外のメディチ家 別荘カステッロ荘がお勧めです。
by firenzediary2
| 2017-03-22 21:50
| 素敵な場所やもの
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アバウト
日本、フィレンツェ大学で美術史を専攻し博士号取得。現在はフィレンツェに在住。フィレンツェ県公認ガイド資格取得し子育てしながら活動中。イタリア(フィレンツェ中心)の旬なアート情報をお届けします。 by firenzediary2 カレンダー
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