人気ブログランキング | 話題のタグを見る

フィレンツェdiary 2

firenzeart.exblog.jp
ブログトップ
2017年 03月 22日

アニマルが主役

アニマルが主役_c0199666_21384794.jpg
大好きなバルジェッロ美術館の中庭に
面したテラスに展示されているブロンズ像。
鶏だけではなくクジャクや梟七面鳥など
様々な動物がジャンボローニャによって
16世紀後期に制作されました。

これらの動物たちは宗教主題や神話主題の
主人公たちの事物として脇に添えられるので
はなく動物が主役として作られ展示される
ために作られています。
当時貴重な素材であったブロンズや大理石の
動物意匠は15世紀には見られませんでした。

アメリカ大陸が発見され自然の驚異を目の当たり
にしヨーロッパ人達が新しい事物への好奇心と
収集熱を高めた16世紀に誕生した動物意匠。
それらはリアリズムが駆使されまるで
今にも動き出そうな彫刻たちです。

かつての姿を元来の場所でご覧になりたい場合は
ボボリ庭園、またはフィレンツェ郊外のメディチ家
別荘カステッロ荘がお勧めです。


by firenzediary2 | 2017-03-22 21:50 | 素敵な場所やもの | Comments(0)


<< フィレンツェの美術館は予約が必要?      フィレンツェの子供と美術館 >>