2017年 03月 14日
とする聖職者と信者が、ミサに参加する 空間を区別するための壁を設けていました。 中央祭壇に近い方が聖職者、その後方に 信者と言う形で分かれていたのです。
しかし、1563年に対抗宗教会議終了後、 新たな教義に基づいて教会内の改築が 行われ、今では空間を二分する壁を残す 教会はほとんど見られなくなりました。 先日訪れたパッシニャーノの教会では、 その珍しい壁が15世紀に描かれた板絵 と共に残されており、大変驚きました。 板絵の作者は、リドルフォ・デル・ ギルランダイオで、非常に保存状態 の良い作品でした。 案内をしてくださった修道士さんによると、 敷居は残されているものの、現在は 修道士さんが4名しかいないため、 ミサの時には信者の方々と同じ空間で 参加する、とおっしゃっていました。
by firenzediary2
| 2017-03-14 21:14
| 美術館のこと
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アバウト
日本、フィレンツェ大学で美術史を専攻し博士号取得。現在はフィレンツェに在住。フィレンツェ県公認ガイド資格取得し子育てしながら活動中。イタリア(フィレンツェ中心)の旬なアート情報をお届けします。 by firenzediary2 カレンダー
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